レーシック(レーザー視力回復手術)とは
今話題のレーザーで行う視力回復手術のレーシック。このレーシックを受ける人はどんどん増えています。
それでは、一体レーシックというのはどんなものなのかご説明していきます。
レーシックとは視力回復法のひとつで、レーザーを使って視力を回復させるものです。
近視や遠視というのは、角膜の屈折異常が原因だといわれています。レーシックはその角膜にレーザーを当てて屈折を修正することにより視力を回復させるのです。
レーシックを行ったあとは裸眼の視力自体が回復しているので、眼鏡やコンタクトでの矯正は必要なくなります。
レーシック(レーザー視力回復手術)をもう少し詳しく
「レーシック(LASIK)」 とは、“Laser in situ Keratomileusis”の略で、ギリシャ語でKeratosは角膜、Mileusisは修正するという意味があります。
直訳するとレーザーで角膜を調整するということです。日本での手術名称は「角膜屈折矯正手術」と言います。
レーシックは、眼の角膜を切開し、その部分をめくりレーザー照射をして角膜の屈折力を変えて焦点を合わせます。
角膜の歪みを矯正することにより、裸眼での視力を回復させます。それにより近視や乱視などが矯正でき、視力の回復が見込める手術なのです。
手術と言っても、日帰りの手術が可能ですし、片眼だけの手術も受けられます。
レーシックは、メガネやコンタクトレンズに替わる、第3の視力矯正法として注目を集めています。
レーシック(レーザー視力回復手術)の歴史
レーシックは1990年頃ギリシャで開発され、初めて手術が行われ、それ以来アメリカをはじめとして全世界に広がり、現在では毎年100万人以上の人がこのレーシックを受けているといわれています。
日本では、2000年にエキシマレーザーが医療器具として認可されたのをきっかけに、レーシックが急速に普及してきました。とくに眼鏡やコンタクトレンズが邪魔になるといわれるプロスポーツ選手に、レーシックを受けている人が多くみられます。
エキシマレーザーとは
エキシマレーザーとは、生体組織に熱変性(やけど)をほとんど起こすこと無しに、正確な切開や切除ができるという特徴をもった特殊な高エネルギーのレーザーです。
角膜の中央部を削ることにより、角膜のカーブを変化させます。コンピューターと連動させるとマイクロメートル(1マイクロメートル=1000分の1ミリメートル)という精密な手術ができます。
2000年に厚生労働省が正式に認可したことで、レーシックの手術における安全性が認められました。